「苦しかったときの話をしようか』by森岡毅を読んで。。。

アワジです(@awaji_yuta

いい本を読みました。

タイトルはブログ記事のタイトルにあるとおり、『苦しかったときの話をしようか』です。

よくある書籍のタイトル、成功する●●の方法、3つの●●、成功するAと失敗するB、などとはかけ離れてますね。

だって、タイトルで質問しちゃってますから(笑)

「苦しかったときの話をしようか?」

こう聞かれたら、私は基本断りそうですw

 

けど、?マークがないので「しようか」と語りかけてる感じですかね。

これから語っちゃうようー的な。

このタイトルの意味はサブタイトルを見ると分かります、子供に語りかけてるんですね。

 

サブタイトルが「ビジネスマンの父がわが子のために書きためた「働くことの本質」」とありました。

ビジネスで成果を出した著者が、就職活動を始めようとする娘さんに伝える内容になっています。

「本質知りてー!」となったのと、ツイッターなどで多くの方が絶賛していたので早速読んでみたところ、かなり面白かったです。

 

森岡毅って誰?

著者の森岡さんって誰なんでしょう?

シンプルにお伝えすると、P&Gという大企業で結果を出したマーケターの方です。

マーケターというのはその名の通り、マーケティングをする人で企業の広告の戦略を練ったり、新しい企画を作り売上げをあげる役割の人です。

その後USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)で業績を大幅にアップさせて、今は独立しご自身で様々な企業のマーケティングのお手伝いをされているそうです。

まあ、一言で言えばエリートビジネスマンって印象ですし、実際その通りだと思います。

 

子供が4人!!

あまり関係ないかもしれませんが、子供が4人もいます。

今回の書籍はその中の長女さんに向けて書かれているようです。

読んでいただくと分かりますが、【娘さんに対する愛】があふれまくっています!

前半で大事なことを分かりやすく教え、後半で自分の辛かった経験をざっくばらんに伝えています。

何か、公私混同じゃんこの本!って気持ちになりつつ、暖かい気持ちになれました。

 

目次

第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
君の宝物はなんだろう
会社と結婚するな、職能と結婚せよ

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
そもそも人間は平等ではない
君の年収を決める法則

第3章 君の強みをどう知るか?
まずは目的を決めよう
ナスビは立派なナスビになろう

第4章 君自身をマーケティングせよ! 
面接で緊張しなくなる魔法
My Brand設計の4つの要点

第5章 苦しかったときの話をしようか
劣等感に襲われるとき
無価値だと追いつめられるとき

第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか
「不安」と向き合うには
未来の君へ

おわりに あなたはもっと高く飛べる

 

第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ

あなたは就職活動をされた時、やりたいことが明確でした?

「俺はこれを絶対にやりたい!」

「私は将来こうなる為に、この企業に入るわ!!」

「●●●(プログラマー、経営者、会計士、起業家、etc)になりたい!!!」

みたいな方って、正直少数派なのかなと思っています。

 

私は全くなかったです。

お金持ちになりたいな~、地元の友達と離れたくないな~、休みは土日欲しいなぁ~とか。

意識高くない系の最先端でしたね(笑)

 

重視すべくは【軸】

森岡さんは言います。

君が真っ先に悩んで、そして最後まで考え抜くべきなのは、君のキャリアについて重視すべき「軸」なのだ。

「軸」とは何でしょう?

要は基準です。

あなたにとって大切なこと、大事にしたいこと。

正解も答えもありません。

 

人によっては成長機会かもしれませんし、人によっては友達やお金だったり(私です笑)。

自分が何を大事にして、どんな基準で決めるか、自分の内側の中にあるものを「軸」と言っています。

 

森岡さんが就職活動の際に決めた軸は二つだそうです。

 

森岡さんの「軸」

①経営者に必要なスキルが身につくこと

②成長のスピードが速いこと

誰のでもない、“あなたの”軸を考えてみてください。

 

 

成功は必ず強みよって生み出される

軸の必要性をお伝えしました。

どんな基準で考えるのか。

そして、軸を考える上でも大切なのが「強み」を考えることです。

さらに、その強みを生かせる「文脈」で勝負せよ!です。

 

キャリア戦略の結論がもう1章で語られています。

キャリア戦略の結論
キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている”特徴”を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探していく、その勝ち筋を考えるということだ。

 

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密

そもそも人間は平等ではない

学校では確かに教えません(笑)

「あの子よりあなた達は恵まれてませんよ~」

なんて先生が言ったら大問題になります。

 

けど、これを読まれている大人の(多分)あなたなら分かりますよね。

世の中は平等ではありません!

産まれた家の経済状況、親の愛情、自分の性別、スポーツの才能、、、

もっとも格差を生む部分部分として、著者は「知力の違い」と言います。

東大生の両親の平均収入の高さのデータなどが、知力と経済力の関係性を語っている。

 

己の特徴を理解せよ

学校では教えてくれない不平等の現実を伝え、はいさようならではありません。

逆です。

様々な立場や環境の違いがあり、同じ環境にいてもそれぞれが様々な選択肢を取る。

それが人とは違う「ユニークな特徴」となり、それをより早く明確に認識する必要があるんです!

 

軸を決める必要性があるのは分かったと思いますが、その軸は自分の特徴がベースになります。

コントロールできる部分は3つです。

 

①己の特徴の理解

②それを磨く努力

③環境の選択(特徴を活かせるか学べるか)

シンプルですね。

自分の特徴や強みを理解し、それをさらに磨く。

その特徴や強みを活かせる文脈・環境を選べと。

 

資本主義の真実

 

学校が教えてくれないもう一つのこととして、資本主義について書かれていました。

それは、資本主義というのは人間の“欲”であると。

そして、資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだと。

みもふたもないですね(笑)

 

先生は絶対に言わないはずです。

「皆さんのお父さんやお母さんは資本家に搾取されてますよ~」

なんて言いませんが真実です。

そもそも、日本の多くの学校はサラリーマンを養成するために作られていますからね。

学校の先生は気づいているかいないかは別にして、その為に作られたカリキュラムを基に授業をしています。

 

年収を決める法則とは?

年収ってどうやって決まると思います?

アルバイトの方だと時給が●●円で一日何時間働くから月に▲▲円だなと。

会社員の方だとどうでうすか?

年次だったり、残業の時間だったり色々あるかもしれません。

 

シンプルです。

年収=【職能の価値 × 業界の構造】

職能の価値:その人の持つ職能(スキル)の需要と供給

業界の構造:儲かっている業界、企業かどうか

 

同じ営業でも能力の差は大きくあるでしょうし、医師でも神の手を持つのか凡人の手なのか。

さらに、同じ会計の仕事をしていても所属しているのが儲かっている業界や企業なのか。

掛け算なので、同じ資格や職能でも業界や所属企業で大きく年収が変わってきます。

 

あなたが今後年収をあげたいのであれば、上記二つを意識されてみてください。

需要があり価値のあるスキルを高め、儲かっている業界、企業を選ぶと。

年収が低いのは何かが足りないはずなので。。。

 

第3章 君の強みをどう知るか?

まずは目的を決めよう

キャリア戦略を立てる上で、まず何よりも明確にしなければいけないことがあります。

【目的】です。

その目的を達成させるために戦略を立てて、計画し実行します。

まず目的が必要です。

 

ただ、これは森岡さんいわく”仮説”で良いとおっしゃっています。

あとで路線変更して良いんです!

おぼろげでも方向性を決めて、それに向かいましょう。

そして、もう一つポイントなのですが、森岡さんは具体的なことではなく自分が求めている

【理想の状態】から発想しましょうと言います。

 

「こんな感じになりたいなぁ~」

「こうなってたら嬉しいなぁ~」

その理想の状態から発想していくんです!

 

明確にこうなりたい、この会社で働きたいとかは無くても、こんな感じだといいなぁ~はあると思います。

その感じを言葉で明確にしましょう。

満員で社で働かずにいたいなぁ~、休みは土日欲しいなぁ~、お金持ち相手に仕事がしたいなぁ~

などなど、何となくの感じを明確にしましょう。

 

 

強みの見つけ方

結論から書きます。

強みの見つけ方
”強み”を見つける最大の近道は、社会との関わりで気持ちがよかった文脈(自分が好きなことをしている文脈)

まず、あなたが好きなことを書き出しまくってください。

好きなことと言うのは、「動詞」です。

●●をすることのことを言います。

もちろん綺麗な女の子と遊ぶこととかでも全然OKです。OKか?(笑)

数は多ければ多いほどいいのですが、最低50個以上書き出してください!

 

好きなことを分析する

好きなことを書き出したら、次は分析です。

書き出した好きを、「T、C、L、その他」で分けます。

T:Thinking

考えること、計算すること、分析すること、勉強をすること、人と議論をすること、などなど

C:Communication

人と会うこと、人と話すこと、集まりに参加すること、人と人をつなげること、などなど

L:Leadership

達成すること、挑戦すること、人を引っ張ること、人の世話を焼くこと、などなど

その他

上記以外の好きすべて

 

分けたら、自分の好きな方向性が分かると思います。

Tが多いなぁなどの方向性ですね。

後は何をするかというと簡単です。

好きな特徴を活かせる分野で、その好き(特徴)を磨き続ける!!です。

 

人と繋がるのが好き、人と話すのが好き、⇒営業が向いている可能性が高いので、営業スキルを高めてください

シンプルですね。

机に座って黙々と研究したり分析するのが好きな人が、飛び込み営業とかしてもなかなか成果が出づらい可能性が高いです。

 

自分のキャリアを戦略もって生きていくことで、下記の質問に胸を張って答えられます。

「あなたは何ができますか?」

あなたは答えられますか?会社名を答えてませんか?

 

第4章 君自身をマーケティングせよ!

この章では、自分をブランドとしていかに売り込むかが書かれています。

就職活動や転職活動では、自分が商品ですからね。

けど、マーケティングは営業をやっている人だけじゃなく、ミュージシャンでもカメラマンでも自分の商品やサービスを誰かに選んでもらう必要がある人は必須のスキルです。

まず、マーケティングの基本

誰に伝えるのか(WHO)

↓ ↓ ↓

何を伝えるのか(WHAT)

↓ ↓ ↓

どう伝えるのか(HOW)

上記の順番で考えます。

あとは、商品に合わせて誰に、何を、どうを順番に考えていきます。

自分を売りたいのか?魚を売りたいのか?ダイヤモンドを売りたいのか?

欲しい人も違えば、伝え方も全く変わってきます。

 

ブランドとは?

ブランドとは何か?

これはシンプルで、「コーラ」「フェラーリ」「トヨタ」など、その言葉から想起される「意味」であり「価値」のことを言います。

コーラ:炭酸飲料

フェラーリ:イタリアの高級スポーツカー

トヨタ:日本を代表する車メーカー

誰でも頭に思い描けると思います。

 

マーケティングというのは、その相手の頭の中にある意味や価値を意図的に設計します。

購買者に選んでもらうために、逆算してブランドを購買者の頭の中にイメージとして構築していきます。

ブランドを操作することを「ブランディング」といいます。

 

そして、当然ですがブランドの設計は「目的次第」です!

ツイッターで年収●億円です!!とか、愛車の高級車の写真をバーンと載せたり、全部目的があります。

お金が欲しい人を集めるためです、シンプルですね。

 

My Brand設計の4つの要点

ブランド設計における4つの大事な点が書かれていました。

①Valuable:価値は十分強いか?

自分が買ってほしい人にとって、自分(が売りたいもの)は他社(他者)に比べて価値が高いか?

②Believable:信じられるか?

相手がその価値を信じられるか?その理由を用意しておく。

③Distinctive:際立っているか?

①に近いですが、相手に選ばれる差別化ができているか。

④Conguent:自分の本質と一致しているか?

売りたいがために自分の特徴に嘘をついていないか?

 

当たり前のことかもしれませんが、全部大切で必要ですね。

周りより強く、信頼されて、差別化があり、自分の本質と合っている。

これを満たすことがあれば、そりゃ何でも売れますね。

だって価値があって他社より差別かできているんですから。

 

就職活動であれば、自分が入りたい会社が欲しい人材であること、他の応募者よりも優れていることを根拠を持ってしじられるように伝える。

ブログであれば、自分のブログの読者さんが読みたい記事で、同じ内容の他のブログよりも濃い記事を書く。

そりゃ選ばれます。

 

第5章 苦しかったときの話をしようか

はい、メインの章です。

書籍のタイトルにもなる森岡さんが苦しかったときの話ですね。

細かいエピソードに関しては、ぜひ書籍を読んでみて下さい。

苦しかったときの話をしようか

 

森岡さんの苦しかった話

・アメリカのP&G本社でブランドマネージャーを任せられたが、誰もがダメだろうという商品を担当させられた。そして、案の定大失敗した。

・アメリカに渡った当初、一見フレンドリーな同僚から会議サマリー、重要な情報が回ってこなかった。。。ミーティングで同僚が早口で自分に伝わらないように高速で話し始めた。

・遅くまで時間をかけて作ったプレゼン資料の表紙が、エロ本の画像と勝手に変えられていた

・会社の大物から、面と向かって「お前はお荷物だ、国に帰れ!!」と言われた。

などなど。

 

やばいですよね。。。

日本で成果を出したからこそアメリカの本社に呼ばれたのですが、アメリカに行った当初は上記のようにボコボコにされました。

なんと「血尿」を出すまでになったようです。。。

 

 

追い詰められて分かった大事なこと

森岡さんが追い詰められたのは上記に書いたのですが、きちんと逆転しています。

その後しっかりと成果を出されているんですね。

その森岡さんが言う大事だと思うことが下記です。

己の情熱を傾ける仕事を選べる自由を似いれねばならない!

もっと過酷な状況でも成果を出せる人間にならねばならない!

その為に必要なのは、職能(スキル)だ。

 

これに尽きるようです。

まあ当然と言えば当然ですよね。

誰よりも優れていて、人から求められるスキルを持っていれば成果を出せますからね。

 

ただ難しいのが、周りよりも上手にできるし能力もあるけど誰も求めてないみたいな。

どんなスキルがあっても、誰も求めてないスキルだとせっかく身につけても。。。

身につけるスキルも、どれだけ求められるか、需要があるのか、考える必要があるかもしれません。

 

第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか

あなたは不安ですか?

それとも、将来は安泰で全く心配ないですか?

正直私は不安な要素が多いです。

少子高齢化、経済の不安定、世の中の右傾化、などなど。

 

森岡さんは不安に向き合う方法を書いてくれています。

結論から言うと、不安であってもいいよと言っています。

不安なのは挑戦しているからで、その不安に離れることができるからと。

逆にその不安を燃料にして、どんどん強くなりましょう!と言っています。

 

そして、今まで書いてきたことに繋がるんですね。

強みを伸ばせ!スキルを身に付けろ!自分をマーケティングせよ!

そすれば不安もなくなりますよと。

納得ですね。

 

行動を変えたいときのコツ

スキル身につけろ!強みを伸ばせ!自分をマーケティングせよ!

確かに分かった。

けど、なかなか行動を移せないんですと言う声が聞こえてきます。

 

そのコツは何か?

最初からすぐに変われないことを覚悟して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続することだ。

最初からすぐに完璧に変えられたらそれはもちろん一番いいです。

けどなかなそうはできません。

けど、それでいいんだと思えばいいんですね。

いきなり完璧に変えられないことは分かった、けど10回に3回は変えられた。

100回に1回でも良いんです最初は。

 

ベイビーステップというやつですね。

絶対にできるくらいのハードルまで下げて、そこから始めて改善を続けていくと。

目標によって変わると思いますが、とにかく小さくです!

 

まとめ

今回の本は公私混同です。

著者である森岡さんは、娘さんのためにこの本を書かれています。

就職活動に悩む娘さんに、分かりやすく論理立ててこうすればいいよと書かれています。

 

タイトルにある「苦しかったときの話をしようか」ですが、どちらかというとマーケティングの本です。

自分という商品をいかに売るか(就職するか)の本になります。

その方法はシンプルです。

好きなことの中から自分の強みを見つけ、その強み、スキルを磨き続ける!

そして、それを活かせる場所を見つける。

あなたの好きなことは何で、強み、他者よりも得意なスキルは何ですか?

それを明確にしてシンプルにしましょうって本ですね。

 

最後の6章で娘さんへの言葉が感動的でした。

子供が生まれてからやる気がでまくった話だったり、娘さんに「大丈夫だよぉ~」って話だったり。

そしてまとめます。

「生まれてきてくれてありがとう!」

これは泣けます(笑)

ぜひ読んでみて下さい。

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