アワジです(@awaji_yuta)
あなたはえらいてんちょう(@eraitencho)という方をご存知ですか?
この方です。

私がはじめてこの方を知ったのは、もう忘れてしまった方も多いかもしれません【脱社蓄サロン】とのやり取りです。
イケハヤさんとの共同運営者の方の経歴に嘘もしくは偽りがあるんじゃないか?と。
そこからツイッター界隈はなかなか盛り上がりました。
あっちこっちでプロレスが繰り広げられていました(笑)
そんなえらてんさん(えらいてんちょうさんは短くこう呼ばれています)はブログ、ツイッター、ユーチューブをされていて、そのどれもが面白いんです!!
特に宗教関連の動画は、コンセプト、切り口、見せ方、すべてが完全にオリジナルです。
今までこんな動画見たことありません!
例えば、これ。
宗教マニアが選ぶ入るべき宗教ランキングベスト5【2018】
まず、宗教をオススメしちゃってます(笑)
しかも【5選】(笑)
様々な宗教を学ばれ、勧誘され、色々な信者の方と話をしたうえなので、きっと間違いないと思います。
宗教と同じくらい面白かったのが『投資家×起業家マッチングバー』です。
えらてんさんをはじめとした起業家の方が、出身を望む方のプレゼンを受けてお金を出したりします。
そう、昔あったマネーの虎みたいな感じですね。
個人的には、あの番組よりもバンバンお金が飛び交って面白いです。
この動画の方なんて、数分のプレゼンで100万円出資してもらってますから(笑)
もっとふざけた感じだと思ったのですが、かなりきちんとしています。(すいません)
起業のことを学びたい、出資を受けたいと思っている方とかは必見のチャンネルだと思います。
出資を受けている方の人数がかなり多いですからね。
そのえらてんさんが起業の本を出しました。

普通の起業とちがって、”しょぼい”起業です。
えらてんさんが書く起業本、つまらないわけがありません。
内容をちょっと見ていきます。
しょぼい起業で生きていくの目次
はじめに
第1章 もう、嫌な仕事をするのはやめよう
第2章 「しょぼい起業」をはじめてみよう
第3章 「しょぼい店舗」を開いてよう
第4章 「協力者」を集めよう
第5章 しょぼい店舗を流行らせよう
第6章 「しょぼい起業」実例集
pha×えらいてんちょう対談
「お金」に執着しない生き方
借金玉氏×えらいてんちょう対談
草むしりから始めるしょぼい起業
第1章 もう、嫌な仕事をするのはやめよう

仕事がいやな人は多いですかね。
もう耐えられない!みたいな方もいるかもしれません。
そんなかたにえらてんさんは言います。
『あなたはつらいことはやる必要が無い』
『嫌なことからは逃げろ』
シンプルです、つらいことを無理してやる必要は無いんです!
サラリーマンでもアルバイトでもイヤならやめていいんだよと。
著者のえらてんさんは、朝起きられないなど自分の特性を分析し、消去法で起業を選択したんだそうです。
第2章 「しょぼい起業」をはじめてみよう
第1章でつらいことはやる必要が無い、嫌なことからは逃げろと言いました。
そして2章ではいよいよ『しょぼい起業』を紹介します。
まず、結論として以下を述べています。
・事業計画
・資金調達
・便のいい立地のオフィス
・従業員
全部いりません!!
お金をかけないということはどういうことか?
失敗しやすいんです!!
もちろん起業するからには成功してガンガン稼ごうと思っているでしょう。
たくさんの人に影響を与えて、世の中を~みたいな。
それはそれで構いませんが、
失敗するんです(笑)
であれば、最初は少ない資金で始めてリカバリーしやすい状態ではじめながら学んでいくんですね。
しょぼい起業は「生活の資本化」をすることである!
お金をかけないことは分かりました。
じゃあ何をすればいいんだ?と思われるかもしれません。
えらてんさんは言います。
いつもやっている行為をお金に換えましょう
例えばですが、あなたが埼玉に住み通勤なり通学なりを”毎日”東京までしているとします。
そしたら、あなたの住んでいる町の野菜を東京に運べば、それは『輸送』となります。
よろしいですか?
毎日の通勤通学が、野菜を運ぶと言う行動を加えるだけで仕事となります。
日々の通勤・通学⇒仕事(資本化)
もちろん販売先を見つけるのは簡単ではないですが、イメージとしてはこういうことです。
自分のご飯を作るときに多めにつくり、それを売ることができれば立派な生活の資本化です。
日々の炊事⇒仕事(資本化)
自分のマイカーを貸し出して、レンタルフィーが得られればそれも生活の資本化ですよね。
日々の車の管理⇒仕事(資本化)
やることは車の管理だけです。
何となくイメージできてきましたでしょうか?
しょぼい起業はお金をかけないと最初に言いました。
それに加えて、『今あるものを有効活用する』というのもしょぼい起業では重要なことです。
あなたの車、家、洋服、など物理的なものはもちろん、知識、時間、人脈、名前、色々と貸せるのではないでしょうか?(あくまでも例でお伝えしているので、法律は守ってください笑)
第3章 「しょぼい店舗」を開いてよう
えらてんさんの真骨頂である、店舗ビジネスの章です。
えらてんさんは、リサイクルショップ、バー、喫茶店(出資)など様々な店舗を手がけてきました。
けどここで多くの人は思うかも知れません、店舗を持つってお金がかかるじゃん!全然しょぼくねーよ!
分かります。
えらてんさんも言っています。
「お金はかけようと思えばいくらでもかかる、けどかけないと思えばそんなにかからない」
そりゃそうだと思われたかもしれませんが、毎月10万かからずに池袋周辺でも借りれるそうです。
どうでしょう?
結構安いと思いませんでしたか?
しょぼい起業の店舗では売り上げがあがらなくてもいい!
池袋周辺でも月に10万以下で借りれるの分かったけど、それでも心配な方はいると思います。
「売り上げが上がらなかったらどうしよう?」
「お客さんが全然来なかったらどうしよう?」
みたいな。
いいんです!
だって、えらてんさんが店舗を借りた理由は、
「家じゃなく店を借りたら面白いんじゃないの?」
ですからね(笑)
そして、ほとんどの人はお金を落とさないと夢も希望も無いことを言います。
さらに家なんだからお金をもらえないのは当たり前と言い切るんです。
けど、パパ(怪しいほう)がいるとかじゃなければ本来なら家って家賃を払うもので、お金を得られるものではないですからね。
住んでいる場所がお金を産まなくても、間違いではありません。
えらてんさんのバーも、そもそものきっかけは友達同士でカラオケをするためだそうです(笑)
少しでもお金が生まれればそれでいいじゃんみたいな。
けど、家だから売り上げが上がらなくてもいいってかなり斬新な考え方ですよね。
下手な鉄砲を数多く打て!!

起業するにしてもなんにしても、怖いのって失敗だと思うんです。
起業とかビジネスにおいて失敗って、極論売り上げが上がらないことを指しますよね。
けど、その部分がクリアされればスタートするハードルはかなり下げられるんじゃないかと思います。
だってしょぼい起業はそもそも資金を多く用意しない、今自分にあるものを利用する、そして売り上げが上がらなくていいと。
やらない理由がありません(^^)b
えらてんさんは言います。
『流れに身を任せると、時々金脈に当たる事がありますので、無意味に事業計画ばっかり立てないでとにかくやっちゃいましょう! 遠大な計画よりも初期投資が少ない「今これができそう」を積み重ねていくほうがリスクは少ないです。』
あなたの「今これができそう」はなんですか?
それはお金が莫大にかかりますか?
今ある自分の全ての資本を動かし続けましょう!
下手な鉄砲を打て!とよく言われます。
多くの人はその鉄砲を打つこと自体にビビッてしまっているかもしれません。
このブログを書くなんてのもかなりハードルが低く、誰でも打てる鉄砲(副業、起業)じゃないかなと思います。
数時間でできますからね。
まあ、今の所全然読まれてませんので、えらてんさんの言う通りになっています(笑)
第4章 協力者を集めよう
しょぼい起業ではとにかくお金をかけないことを薦めています。
ということは、「人件費」もとにかく削ります。
けど、勘違いしないで欲しいのはサービス残業をさせまくると言う話ではありません!
ブラック起業を作れと言ってるわけではないのです。
TKCという会社が1000業種以上の会社を24万社様々な指標を調べてくれています。
その中の項目に「売上高人件費率」というものがあり、その名の通り売上高における人件費の割合です。
造園工事業:32.6%
とび工事業:30.4%
オフセット印刷業:25.8%
金属加工機械卸売業:6.9%
生鮮魚介卸売業:8.1%
調剤薬局:22.2%
コンビニエンスストア:10.5%
花・植木小売業:29.1%
歯科診療所:53.9%
訪問介護事業:70.4%
学習塾:43.3%
ラーメン店:36.6%
バー、キャバレー、ナイトクラブ:47.1%
上記はあくまでも平均であり、同じ業種でもその会社によって違うことは当然としても参考にはなります。
最後のバー、キャバレー、ナイトクラブを見てください。
人件費の割合は約50%です。
考えたら分かりますよね、通常のお店だと人件費が大きいんです。
けど、えらてんさんのお店はただで働いてくれる人がたくさんいたんですね。
これはなぜかというと、えらてんさんがシンプルに言ってくれています。
「人を動かすための原動力(対価)はお金だけではない」
えらてんさんのお店の例だと、
・無料で物をあげる
・ネット環境や寝る場所を提供する
・好きなように場所として使ってもらう
・お菓子や食事を振舞う
・自分が相手を無料で手伝う
などなど。
様々な方法で働いてもらう原動力(対価)を与えているんですね。
お金だけじゃないんです。
しょぼい起業以外にも無料で人が働いています
未来食堂と言う食堂があります。
この食堂が面白くて、元エンジニアの小林さんと言う女性がオーナーのお店なのですが面白いんです。
誰でも50分手伝うことで、1食無料で食事ができるんです。
これなんかはまさにしょぼい起業と同じですよね。
こちらの食堂は、このまかないシステム以外にも様々な仕掛けがあるので、ぜひホームページをのぞいてみてください。
もう一つ無料で人が働いてくれる仕組みをお伝えします。
一般社団法人「かかしの一本足かえるのあぐら」という団体があります。
こちらの団体では、「お手伝い」と「宿泊場所」の交換を行うプラットフォーム「RONIN BANK」の提供をしているんです。
まず、「主人(ホスト)」は、手伝って欲しいことをRONIN BANKのホームページ上に記載します。
お願いする内容は様々で、農作業や掃除、建物や備品などの修理・補修、プログラミング、ホームページ作成、接客など、多岐にわたります。
「RONIN」として登録した人は、泊まりたい場所の中からこれならできると思う「お手伝い」をすることで、無料で宿泊させてもらえます。
「RONIN」は、年齢18歳以上であれば誰でも登録可能です。
年間登録費用として3,000円を必要とし、有効期間の登録日から1年間は、登録費用以外に追加費用は一切発生しないとの事です。
一方、RONINの受け入れを行う「主人(ホスト)」は、法人・個人を問わず旅館業や民泊の営業許可を取得済みかつ宿泊場所を提供できるユーザーが対象となっています。
お客様は無料で泊まれて、主人(ホスト)は無料で働いてもらえるので、ニュアンスがしょぼい起業に近いかもしれませんね。
正しいやりがい搾取
それでもやっぱり自分のビジネスのために人を無料で働かせるのは気が引けるという方がいるかもしれません。
理由としてはやはりサービス残業とかさせまくるブラック企業のようなイメージでしょうか?
えらてんさんが言うには、「正しいやりがい搾取」をしましょうと言います。
①自然に集まってきた暇な人が、その人のやりたいことを手伝ってくれる(そのこと自体が対価になる)
②確かに人に頼んだが、その人はそれをやることが好き(やってあげたい)なので、無料(あるいは格安)で働いてくれる
どちらもベースに必要なのは「友好関係」だと言います。
あなたも大切な人のためだったら休みの日に練習してでも、結婚式の披露宴で余興を無料でしますよね。
それに、人は自分が好きなことをやる分にはストレスを感じません、好きで楽しいから。
それをやってあげる対象が好きな人ならなおさらですよね。
第5章 しょぼい店舗を流行らせよう

この章では自分のお店にいかに人に来てもらうかが書かれています。
マーケティングというやつですね。
もう最初に結論が書かれています。
【一番望ましい広告は口コミである】
そうなんです、SNS、フリーペーパー、アドセンス、どこに広告を出すかではありません!!
いかにして「口コミ」が起こせるかを戦略を練るんです。
えらてんさんが実際にバーの宣伝でやっていたのは、店の近くに住んでいるのん兵衛のおじさんと仲良くなることなんだそうです。
「こんな店やってるんですよ、今度遊びに来てください」
シンプルですね。
そして、お酒を飲むバーのターゲティングとして間違いようがありません。
店の近くに住んでいて、お酒が好き、どんぴしゃです。
その方が気に入ってくれればどんどんお友達を連れてきてくれるんです!
SNSでのマーケティング
先ほど一番の広告は「口コミ」だとお伝えしました。
じゃあSNSは使わないかと言うとそんなことはなく、むしろ積極的にしょぼい起業では使っていきます。
だってSNSって「無料」じゃないですか?
しょぼい起業はどんな起業ですか?そう、お金をなるべくかけないんです。
そして、なんと驚きなのですが、現在えらてんさんのバーのお客さんは、大多数がツイッターでえらてんさんを知った人なんです。
すごくないですか?
無料の媒体で、文字を打つだけで自分のお店のお客さんの半分以上を呼んじゃうんですから。
もちろん簡単ではないですが、やることはシンプルです。
面白いコンテンツを出すだけです。
まあ、我々凡人はそれが難しいと思います(もちろん私も)が、無料なんでまずはやってみましょう。
失敗(集客に繋がらなくても)しても、何の損害もありませんからね。
第6章 「しょぼい起業」実例集
この章ではえらてんさんが実際にしょぼい起業(リサイクルショップ)を売却した話が書かれています。
起業の本質なんじゃないかと思う興味深いことが書かれていますので、ぜひ実際の書籍を読んでみて下さい。

この章で特に良かったのはえもてんさんの話です。
この方がある日ツイートしました。
詳しいことはよく分かりませんが、仮想通貨で稼ぎまくった人、税金対策で僕に100万ください。
しょぼい喫茶店やります。
税金対策になるかどうかは分かりません。
上記のツイートをした結果どうなったかと言うと、
・100万出す人が現れて、喫茶店を開けた
・美人な奥様と結婚した
すごくないですか?
このえいもいてんちょうさん、何か特殊能力があるハイパースペックな方ではないですよ。
就活に失敗した大学生です。
さらに、起業した理由は
「寝られない起きられない」
「就活が無理」
「働きたくない」
からだそうです。。。
熱烈サラリーマンのおじ様が聞いたらすげー怒りそうです(笑)
けど、言葉は悪いですがそんなデキル男ではないえもてんさんでもできたんです。
しょぼい起業メソッド恐るべし。。
けど、この「しょぼい喫茶店」のオープンまでのストーリーとか、おりんさんの話とか感動しまくりです。
最初のお客さんがえもてんさんのお母さんだったりするのはホロっときました。
全然しょぼくないです!
私は埼玉県民ですが、いつか行ってみたいですね。
えもてんさんがスムーズにオープンできたポイント
では、えもてんさんはなぜうまくいったのでしょうか?
えらてんさんが語ってくれています。
・動き出しの早さ
すぐに不動産や巡りをして物件を見つけた
・スキルよりも思い
コーヒーの知識やスキルがあるからではなく、『場を作りたい』という思いが大事。
・実家をはじめとした人の協力を得られる
物件の保証人、物品や資金の援助など人から助けてもらうのはしょぼい起業で非常に大事。
・人に好かれる、応援される
Amazonの欲しいものリストやPolcaから多くの援助を頂いたそうです。
・発信力
これは書籍に書いていたのではなく、私が思ったのことです。
そもそもツイッターで100万くれ!とつぶやかなかったらえらてんさんの目に触れず、えらてんさんや支持してくれた人が感動するような『ストーリー』を書いてなかったらこうはならなかったと思います。
もちろん応援されるのはえもてんさんやおりんさんの人間性があってのことですが、知られなければ0です。
『発信力』今後ますます必要になってくるスキルかと思います。
それを鍛えるのはブログが手軽でオススメです。
しょぼい起業を語った二つの対談

今回の書籍は『しょぼい起業』をテーマにタメになることが色々と書かれています。
えらてんさんの実際にやってきたことや、こういうときはこうしたほうが良いよという具体的なアドバイスなど。
それに加えて、個人的には対談がすごく面白かったです。
いくつかポイントを書かせていただきます。
pha×えらいてんちょう対談「お金」に執着しない生き方
まず印象に残った言葉が、
P169 pha 「週5で会社に行けなくてもできることは色々あるからね。」
です。
これにはえらてんさんも同意されていて、そもそも朝起きれないから起業したとおっしゃっていましたからね。
しょぼい起業がスタンダードになることで、今までの常識である週に5回の出社とかはなくなるかもしれません。
p181 えらてん 「いちばんは、「現世なんて遊び」みたいな考えですかね。現世なんてちょっとした遊びなんだからコケても大したことないんですよ。」
この言葉はえらてんさんを象徴している気がします。
喧嘩上等唯我独尊当たり屋スタイルはこの思いから来てる部分もありそうです(笑)
けど、そんなえらてんさんもお子さんが生まれてからは健康に気を使わないとと思い始めたそうです。
現世は遊びではあるものの、お子さんを大事にされる素敵なパパぶりも書かれています。
p187えらてん「子供をパチンコ台にしちゃいけないよね」
pha「出ないとダーン!って叩いたりして「何でできないの!ダーン!」みたいな。
えらてん 本当にパチンコ台みたいなもんだから。自分の特性を受け継いだパチンコ台だから。
そうなんですよね、子供をパチンコ台にしちゃってる親がDVとかしちゃってるんです。
お金をかけてるんだからフィーバーするのが当たり前で、その通りにならないとダメと。
けど、トンビはタカを生まないんですよね。
カエルの子はカエルなんです。。。
子供は親の鏡なんですから、子供を何とかしたいなら親がその理想の状態になるしかありません!!
借金玉氏×えらいてんちょう対談 草むしりから始めるしょぼい起業
私はえらてんさんの書籍を読んで借金玉さんを知りました。
面白いですね、この人。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断をされ、幼少期から社会適応できなかったのに早稲田大学に入り起業までしてしまった方です。
知的な感じで言葉の選択がスマートというか、深いですよね。
そして、病気を乗り越えたからなのか人の痛みを知っている方という印象があります。
P204 借金玉「起業する人って僕も含めてとにかく膨らませる方向に行きがちなんだけど、儲からないものを膨らませてもリスクと手間しか生まないんですよ」
こういうセリフは実際に自身で起業して、自分で汗を流した人しか言えません。
きっと儲からないものを膨らませてしまったんだと思います(笑)
机上の空論で、自分でビジネスをしたことがない経済学者の言葉なんてどこか空虚ですから。
P212 借金玉「起業家に必要なのは、やっぱり無から信用を作り出す技術だよね。』
少ない自己資金でしょぼい起業をするにしても、お金がない場合があります。
その場合、「出資」を受ける必要があります。
お金をお金持ちから出してもらうということですが、その為には『信用』が必要なんです。
借金玉さんいわく、出資を受けるにはいい起業プランではなく『こいつは金を盗まない』と思われることなんだそうです。
どうやって無から信用を作り出すか?
『信用』が大事なのは分かったけど、どうすればいいの?と思われるかと思います。
それは書籍をご覧ください。
とは言いません(笑)
特別に答えを書きます
それはですね、『草むしり』です!!
「は?」
となりました?私はなりました(笑)
草むしったくらいでお金出してくれないだろうと。
けど違うんでうすね。
草むしり=小さな仕事
これをどこまで大事にできるかなんです!
しかもすぐすぐお金や成果に繋がらないとしても、相手にとってプラスになることを真摯にやる。
これなんです!
そうやって信用や信頼が生まれるんですね。
もちろん草むしりをやっても、それ以前に最低限の仕事のスキル、礼儀、約束を守るとか、
『当たり前のこと』ができていなければどれだけ草むしってもダメでしょうけどね(笑)
P223 借金玉「離合集散の社会になっていって欲しいなって思ってる。じゃあ、あのでかいナウマン像をしとめるからやりをもって20にんしゅうごう!」みたいな。」
借金玉 「報酬は、時間とかじゃなくて成果に対して払うようにしていきたいね」
今後のビジネスは終身雇用は崩壊し、ますます上記のようなプロジェクトベースの雇用形態になっていくんでしょうね。
実力をつけた人にとっては最高の時代が来ようとしています。
サボった人はそれなりの人生が待っているとも言えますが、公平ですよね。
えー、どうすりゃいいんだ?となったかに参考になるのは下記です。
P225 えらてん「自分がこの部分鍛えられてないなって思うんだったら、鍛えればいいんだよね。あるいは、一芸あれば生きていける世界観だし。」
借金玉 「そうそう、欠損というか自分に足りてない部分は他の人で補填できるから。」
一昔前から言われている、ゼネラリストよりもスペシャリストと言われていましたからね。
転職する際に高収入になる方もこのような方で、さらに英語とマネジメントがあると最高なんだそうです。
専門分野×英語×マネジメント
このあたりを鍛えてみてもいいかも知れませんね。
そして、『やる』ことを後押しするのはこの言葉
P227 借金玉「いま”無”であっても、学びながらやるのが一番手っ取り早いってことですかね」
そうなんです、やりましょう。
それが一番手っ取り早いんですから。
まとめ
まず、この本は起業を薦めていますが従来の起業とはまったく違います。
・いやなこと、つらいことはしなくていい!
・『しょぼい起業』は、お金をとにかくかけません。原則借金もしません。
・しょぼい起業は「生活の資本化」をすることである!
・遠大な計画よりも初期投資が少ない「今これができそう」を積み重ねていくほうがリスクは少ないです。
・無から信用を作るには『草むしり』
などなど。
生活の資本家など、もうすでにフリーとして働いている人にも参考になる点は多いかと思います。
ぜひ気になった方は目を通してみてください。
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